御食国若狭のうまいもん

若狭の国造は「膳臣」であり、朝廷に山海の幸を送り続けてきた「御食国」のひとつです。なかでも小浜は湊だったため、ここから都へたくさんの名産が運ばれました。

若狭塗箸でいただく
若狭のうまいもん

こだわって創ったひと箸は、うまいもんの味をいっそう引き立てくれるはず。
若狭小浜ならではのうまいもんを丹精込めた塗箸でご賞味いただく…。これぞ、塗師の職人冥利です。

甘鯛(若狭ぐじ)

古来より若狭では甘鯛のことを「ぐじ」と呼び、高級魚とされてきました。
そのぐじに一塩あてると、甘さや香りがいっそう引き立ち、まさに「雲上の珍味」となります。

小鯛のささ漬け

8月中旬頃の解禁より、初めて水揚げされた小鯛は新子と呼ばれ、少々小振りではあるけれど、最高のささ漬けになるといわれています。

焼鯖

鯖街道の起点であるいづみ町商店街は、炭火で香ばしく焼かれる鯖のニオイでいっぱいです。
串刺しにされた鯖がずらり並ぶ店頭は、まさに圧巻。

京は遠ても十八里「鯖街道」

小浜から京へはいく通りもの道がありますが、近年、運ばれた名産の中で「鯖」が注目され有名になったことから、これらの道を総称して「鯖街道」と呼ぶようになりました。
若狭湾で獲れた鯖にひと塩して大急ぎで京都まで運ぶと、着く頃にはちょうどよい塩加減になって、都の人に喜ばれたそうです。